どのように支援の村やこどもを選んでいるのかという質問がありましたので、ご説明いたします。
小さな支援団体は現地の人々の協力なしには活動ができません。また、安全に活動を行う環境の確保も条件となります。そして、支援対象との出会いは偶然も左右することをまずお断りしなければなりません。
ベトナムにおいては2009年にSNSで広くアジア地域に活動の趣旨への協力の呼びかけを行い、ブータン、フィリピン、インドネシア、マレーシア、そしてベトナムの人々から好意的な返事がありました。この中で、最も信頼でき、協力に意欲的だったのがベトナムの人々でした。そして、当時ベトナムは一人当たりGDPで東南アジア11か国中8位であったとこともベトナムを選んだ理由です。
こうして出会った協力者の紹介でホーチミン市、ドンナイ省の村、ファンティエット市を訪問し、現地のNPO、人民委員会(日本の村役場に相当)、愛護学校(低所得者を対象とした教育機関)の推薦を受けたこどもたちに面接を行い、支援を始めており、現在に至ります。
一方、ミャンマーについては、よりニーズの高い国として、一人当たりGDPが東南アジアで最下位のこの国を選び、現地のNPOの紹介で支援をする村の選定を行っています。マンダレー市のNPOの助言として、はじめてミャンマーで支援活動を行うのであれば、これまで外国のNPOが入って支援の経験のあるところのほうがよいということで、 Mandalay地方域 の村に3年前に入りました。そして、昨年はその活動を通じて知り合った人々から、より支援が必要な地域、電気の通わない村を目指して、マンダレーとピンウールインの間の山間部の村2つを支援の対象に加えて、5つの村に図書を寄贈しました。今後も、より貧しい地域を優先的に回り、図書室の開設と支援を行ってゆきたいと考えております。
日本で学ぶ留学生との交流から、2020年からウズベキスタン、イランを支援の対象に加えました。現地訪問は実現しておりませんが文房具の寄贈等を進めております。
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